重篤な症状(アナフィラキシー等)を引き起こすアレルゲン

本日お話させて頂くのは、『食物アレルゲン』についてです。
食物アレルゲンとは、
『食物アレルギーとは、食物を摂取した際、身体が食物に含まれるたんぱく質等(アレルゲン)を異物として認識し、自分の体を過剰に防御することで不利益な症状を起こすことをいいます。』
※消費者庁HPより
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/

アレルゲンの表示漏れが命を落とすことにも…

令和5年3月、消費者庁の通達により、特定原材料として【くるみ】が追加されました。
それにより、加工食品に表示が必要なアレルゲンは、『えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)』の8つが特定原材料となります。
加工食品を製造している事業者様は、令和7年3月31日までに、食品表示のアレルゲンの部分に『くるみ』を追加した表示を行わなければなりません。
令和7年までに、まだ日にちはありますが、消費者の安全・安心のため、食物アレルギーによる事故のリスクを減らすためにも、速やかに食品表示の『くるみ』の追加対応を速やかにお願い致します。
食物アレルギーの表示漏れは、命に関わる重大な不適合です。
食物アレルギーを持っていない、何を食べても特に問題ない・美味しく食べれる消費者にとってはあまり気にはならない項目かも知れません。
しかし、食物アレルギーを持っている消費者にとっては、『食品表示(一括表示)』が情報の全てです。
自身が食べて大丈夫か、命に関わるアレルゲンが入っていないかどうか、そこを確認する重要な手段となります。

食品表示や、交差汚染を振り返りましょう

加工食品を製造している食品事業者様は、自社の食品表示の確認をお願いします。
『くるみ』が含まれているかどうか、またその他特定原材料が抜け漏れなく表示されているかどうかを今一度確認してください。
また、製造時のアレルゲンの交差汚染のリスク評価を行うことも推奨します。

アレルゲンについて勉強会や検証などお任せください

食物アレルゲンやその交差汚染のリスク、またそのリスク低減の対策など、勉強会や講習会についてのご相談もお気軽にお声掛けください。
クロックワークでは、アレルゲンの残存や器具類の洗浄評価、また衛生管理においてのアドバイスのサービスを提供しています。
自社の製造工程において、アレルゲンについて不安な想いをお持ちの事業者様、また食品表示において気になることがある事業者様等、何かご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください☻
アレルギーをお持ちの方も、そうでない方も、美味しくて楽しい食事の時間が過ごせるように、クロックワークはこれからも日々精進して参ります!