正しい手洗い、出来ていますか?
ここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、『手洗いをしましょう』という言葉を何度も耳にしたと思います。
実は、この手洗いというのは本当に重要で、かつ新型コロナウイルスやその他食中毒菌を除去するのに、とても効果を発揮します。
今日は、その【正しい手洗い】についてお話をします。
食中毒が発生するのは、一般衛生の不備から
『〇〇食品で黄色ブドウ球菌による食中毒事故が発生しました。』
『株式会社▲▲フーズにおいて、サルモネラによる食中毒が発生し、〇〇人が入院しました。』
などというニュースを目にしたことはありませんか?
食中毒事故が起きるのは、調理工程における重要な工程の管理(CCPと言います。)の不足によるものもありますが、ほとんどの食中毒事故は『一般衛生管理の不備』によるものだと言われています。
一般衛生管理とは、
・従業員の衛生管理(手洗い、入室の管理、服装の管理など)
・施設設備の衛生管理(清掃の頻度やその方法、保守点検など)
・そ族昆虫の管理(ゴキブリやアリ、その他害虫などを防止・駆除するためのルール)
など、食品を製造するにあたって、守るべきルールのことを指します。
そしてそれは食品衛生法により、食品等を扱う事業者全てに求められている管理方法、いわゆるHACCPに沿った衛生管理です。
手洗いとHACCP
食品の衛生管理は、『手洗いに始まり、手洗いに終わる』と言われています。
どんなにしっかり加熱(火を通す)をしても、その後に調理に携わる人の手が菌だらけ、汚染されている状態では、安全な食品を提供することは難しいと考えます。
食中毒防止のためには、食中毒菌を【つけない・増やさない・やっつける】ことが重要です。
■手(器具類なども)をしっかり正しく洗って、食中毒菌をつけないようにすること。
■菌を増やさないように適切な温度管理を行うこと。
■元々食材などに付着していた菌をやっつけること。
この3つで食中毒事故を減らすことが出来ると考えます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
手洗い講習会を行っています
私たちクロックワークは、従業員様への勉強会の1つとして、【手洗い講習会】を行っています。
『HACCPとは?』
『食品の衛生管理って?』
等、さまざまなご質問を頂きますが、まずは【手洗い】です。
「手ぐらい普通に洗えてるよ」、「自分の手がしっかり洗えているか不安…」という従業員様へ、実際にどれくらい洗えているのか(洗えていないのか)を確認するためのツールとして、ぜひ手洗い講習会をご活用頂ければと思います。
早速今日から正しい手洗いで、安全・安心な食品作りと感染症対策に取り組みましょう!