夜空に浮かぶまんまるのお月様に農作物の実りを感謝

中秋の名月と言えば、お月見団子です。
お月見の団子と一口に言っても、各地方にて色々なお餅が食べられています。
例えば、関東地方では丸いプレーンなお団子が一般的です。一方、関西ではお餅にあんを巻き付けた里芋形のお月見団子が伝統のスタイルです。
ここ沖縄では、中秋の名月、旧暦の8月15日頃に【十五夜】の儀式として、ふちゃぎを供え、頂く風習があります。

沖縄のふちゃぎ

沖縄で旧暦の8月15日頃に食べられている『ふちゃぎ(ふちゃぎもち)』の自宅で作れる簡単な作り方をご紹介します。
ふちゃぎの材料は、もち粉(団子粉)と小豆です。
小豆はしっかり水に浸し、ゆっくりゆっくり煮ます。
もち粉は水を加えてこね、耳たぶほどの柔らかさになったら、縦長の大きさ(手の平の半分程度の大きさ)に形を整え、お湯で茹でます。
お餅が浮いてきたら、お湯から取り出し、水気をしっかり切って小豆をまぶせば美味しい『ふちゃぎ』の完成です。
ふちゃぎは、
お餅:月を表す
小豆:子供を表し、子孫繁栄を願っている
とも言われています。

お餅屋さんで気を付けたいこと

ふちゃぎは家でも作ることが出来ますが、スーパーマーケットやお餅屋さんでも手に入れることが出来ます。
そこで気を付けたいことは、食中毒防止のための衛生管理に加えて、『米トレーサビリティ法』です。
米トレとも呼ばれるこのお米に関する流通の制度は、

  1. お米、米加工品に問題が発生した際に流通ルートを速やかに特定するため、生産から販売・提供までの各段階を通じ、取引等の記録を作成・保存します。
  2. お米の産地情報を取引先や消費者に伝達します。
    ※厚生労働省HPより
    詳しくはこちらから
    https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/kome_toresa/

季節や行事を食べ物で感じる風習

季節ごと、行事ごとに頂く食べ物は色々あります。
また、その食べ物も各地方によって少しずつ違っていたりします。
行事を楽しむ豊かな風習を守るため、私たちクロックワークは、製造メーカー様・また消費者様の安心・安全のサポーターとして、全力で取り組んでいきます。