夏本番!観光シーズン本番!工場フル稼働!

全国的に暑い暑い夏となっている日本列島。
各地では観光シーズンに突入し、観光地では、日本国内・国外からの観光客でにぎわっています。
それに伴い、おみやげ品を製造する事業者様、美味しい食事を提供する飲食店様においては、日々忙しい毎日を送っています。
そこで本日は、製造活動が活発になるこの時期において、またそうでない普段の時期においても、気を付けたい『異物混入』についてお話したいと思います。

『気を付けている』でも混入してしまう異物

製造量が多くなったり、人の入れ替わりがあったり、工程に変更が生じた際に『異物混入』は発生しやすくなります。
どの事業者様も、従業員様も、『気を付けて』製造活動を行っています。
それでも起きてしまう異物混入。
異物が混入してしまうのには理由があり、対策方法もあります。

入れない管理

異物混入を防ぐために、異物を『入れない管理』を行います。
作業場内・厨房内で使用する調理器具類や機械類などを、異物にしない管理を行います。
具体的には、破損した調理器具類の使用を止める。そのために、日々調理器具類の破損確認を行う、等です。
HACCPに沿った衛生管理(一般衛生管理)に取り組むことにより、異物を『入れない管理』が行えると考えられます。

持ち込まない管理

従業員様やその他の外来者が、作業場内・厨房内へ持ち込む物を、異物にしない管理を行います。
具体的には、持ち込み可・不可のルールを作成し、決められたもののみの持ち込みを許可するルールなどを設けて、実施します。
例)キャップ式のボールペンの持ち込みを禁止し、ノック式のみ使用可とする。等


取り除く管理

作業場内・厨房内での調理工程中において、金属探知機などの機械を使用し、異物を取り除く管理を行います。
具体的には、
例)金属探知機を使用し、商品に金属片などが入っていた場合はブザーが鳴って知らせる。
例)X線検出器を使用し、商品に硬質異物(プラスチック片・ガラス片・石など)が入っていた場合はブザーが鳴って知らせる。
例)フィルターなどのろ過装置を使用し、異物を除去する。等

取り除く管理に関しては、異物が『混入してしまった』ことが前提なので、まずは
■入れない管理
■持ち込まない管理
を徹底することが重要です。

HACCPでお困りの事業者様、ぜひご相談ください

製造活動が活発になり、弊社へ『異物混入』の検査の問い合わせが増加してきています。
入ってしまった異物を分析し、原因究明を行って再発防止を行うとともに、なぜ混入してしまったのかという根本を分析し、管理を行うことで、異物混入のリスクは大幅に減らすことが出来ると考えます。
『気を付けて』製造していることを、全員で共有して守れるように、ルールを標準化・見える化し、取り組んでいきましょう!
HACCPについてお困りの事業者様、その他衛生管理でお困りの事業者様、いつでもお気軽にご相談ください☻