賞味期限検査の考え方
今日は、私たちクロックワークへのお問い合わせの中でもトップ3に入るお問い合わせ、【賞味期限】についてお話します。
賞味期限の考え方や、その設定の仕方、うまくいく時とそうではなかった場合の改善方法やご提案など、私たちのサポートについても少しご案内致します。
賞味期限の根拠とは
賞味期限(期限表示)の設定については、消費者庁のHPにもあるように、【消費期限又は賞味期限の設定については、科学的・合理的根拠をもって設定すること】とされています。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/expiration_date/
しかし、食品の加工を初めて行う事業者様などは、設定の方法が分からず、
『何日つけていいのか分からない…』
『自分たちで保管して、1ヶ月ぐらいは美味しく食べれたから、1ヶ月の賞味期限つけてるよ!』
等というお話をよく伺います。
期限表示については、【科学的・合理的根拠】が必要です。
そのために、私たちクロックワークでは菌の検査などにより、科学的・合理的な根拠の元、賞味期限を設定する検査を行っています。
賞味期限の検査って何をするの?
『賞味期限の検査って何をするの?』
このお問い合わせも多く頂きます。賞味期限を設定するための検査は、事業者様が製造する食品によってご提案する内容が変わってきます。
例えば【お惣菜】なら、
・一般生菌数の数(いわゆる雑菌)
・大腸菌(ウンチ等にいる菌で、食品にいたらダメな菌です。)がいないこと
・黄色ブドウ球菌(手指の傷等にいて、食中毒を引き起こす可能性のある菌)が付いていないこと
をご提案させて頂くことが多いです。
検査する菌等の内容については、食品衛生法や食中毒事故の事例、製造している商品の内容なども含めて提案させて頂くことが多いので、まずは気になることなどがございましたらお気軽にお問い合わせください☻
賞味期限の設定は、まずは目標の日にちを決めるところから
賞味期限検査のお問い合わせで多いご質問が、
『この商品作ってみたんだけど、いつまで持つか検査できますか?』
という内容のものです。
結論としては、いつまで持つかは検査をしてみないと分からない、です。
そのため、私たちクロックワークが賞味期限のお話をさせて頂く際には、『どれくらい持たせたいですか?』という打ち合わせからスタートします。
どれくらい持たせたいか決まっていない、どうやって決めたら良いか分からなくて困っている場合もお気軽にご相談ください。商品の原材料や製造方法、加熱の有無(火を通しているかどうか)等をヒヤリングして、一緒に目標の日数を決めていく事業者様も多くいらっしゃいます。
賞味期限検査でクリア出来なかった場合
科学的・合理的な根拠をもって、賞味期限(期限表示)を行いますが、実際に検査をしてみると、菌数がオーバーしていたり、付いていたらアウトな菌が付いてしまっていたりすることが多々あります。
その際には、製造方法に問題が無かったかどうか、原材料の取り扱いに問題は無かったか、HACCPに沿った衛生管理を行っているかどうかなどの検証もサポートします。
気になることがございましたらまずはお気軽にご相談ください!