食べられる?食べられない?

この画像を見て、どう感じますか?
『美味しそうな日本蕎麦!今日のお昼は蕎麦にしようかな。』

と、感じた人もいるかと思います。
一方で、
『蕎麦だ!食べられない…。』
と考えた人もいます。
アレルギーを持っている方は、食べ物の選択によっては、命に関わります。
蕎麦を食べても問題ない人、アレルギー疾患により食べないことで命を守ることが出来る人、どちらにとっても『食物アレルギー』を知ることは重要です。
本日は、その食物アレルギーについて少しお話します。

アレルゲンについて

食べ物を食べて、アレルギーの症状を引き起こす物質として、特に発症数が多い・重篤な事例となる物質を、【特定原材料】とし、8つの食べ物が指定されています。
えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
この8つは、アレルギー疾患を持つ人が食べてしまうと、重篤な事故に繋がる可能性が高いため、加工食品においては必ず表示する義務があります。
また、その他にも【準特定原材料】として、
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
の20品目があげられています。
※2024年7月1日現在

アレルギーは好き嫌いではない

食べ物により、アレルギーの症状(蕁麻疹・ゼーゼーする・咳、くしゃみなど)が起きてしまうのは、食べ物の好き嫌いによるものではなく、免疫機構が働いて、アレルゲンを異物として認識し、排除しようとする働きが起きて症状が出ます。
食物アレルギーに理解を示すこと、またどんな食物がその対象になっているのかを知ることが、アレルギー疾患者の命を守ること、そして安心して食べられるものを選択できるようにすることが可能になると考えます。
飲食店様においては、自店で製造している商品に何が使われているのか、調味料までしっかり確認をし、正しい情報をお客様に伝えることが重要です。
加工食品の工場などでは、アレルゲン管理計画等を作成し、器具類の洗浄方法やその検証など、ルールを決めて全員でそれに取り組むことが重要になります。
私たちクロックワークは、食べ物のアレルギーを持つ人も、そうでない人も、同じように食べる時間を楽しく過ごせるよう、今一度【食物アレルギー】について知ってもらいたいと考えています。
アレルギーの勉強会や、工場内の拭き取り検査など、様々なご要望に寄り添います。
お困りのことがございましたら、いつでもご相談ください☻