まだ間に合いますHACCP

今回の記事は、今年の6月1日に施行1年を迎える【HACCP完全義務化】についてお話をいたします。
食品業界に携わっている方であれば、『聞いたことはある』もしくは、『すでに取り組んでいいるよ』という言葉かと思いますが、まだまだ多くの方が、『そもそも【HACCP】とは???』という段階だと思います。(実際、お客様からの問い合わせもまだまだかなり多いです。)
英文字が5つ並んでいて、読み方も分からない…、という所からだと思います。

飲食店を営んでいる方、食品の加工製造を職種とする企業様、食料品の販売を行っている小売店の皆様。突然目の前に 今まで無かった【壁(HACCP)】が現れて、戸惑っている方は大勢いらっしゃると思います。
本日は、そんな【HACCP】について多くの問い合わせが寄せられておりますので、その問い合わせ・ご質問に対する回答を 解説をふまえてわかりやすく、簡単にご紹介致します。

つまり何なのHACCP!その名もハサップ

◆【HACCP】についての問い合わせについて


①そもそも何て読むの??
回答:ハサップ、と読みます。HAZARD ANALYSIS CRITICAL CONTROL POINT、の略です。
(もうこの時点で難しそう…、でも心配いりません!)

②何の意味?
回答:危害分析重要管理点、という意味です。
(この時点でもまだまだよく分からないかも知れません。でも大丈夫です!)

③目的は何?
回答:ご質問、ありがとうございます!目的、これが重要です。
【食中毒を防ぐため】です。HACCPでは、食中毒を防ぐ仕組みづくりを行います。

④何をすればいいの?
回答:ざっくりと説明します。食中毒を防ぐための、【ルールを作る】、【実施する】、【記録を取る】、【振り返りを行い、改善する】。
これだけです。

いつもの業務を見える化すること、それこそがHACCP

【HACCP(ハサップ)】の読み方や目的、実際にやること等、簡単に(本当に簡単に)説明させて頂きました。
食品を製造されたり、厨房でいつも美味しい食事を作っている皆さんは、【食中毒に気をつけて】業務を行っていたかと思います。HACCP(ハサップ)においては、その【気をつけていること】を、具体的に書き出し、どうやって防いでいるかをルール化し、ルールを守り、記録(証拠)を残していくことで、より食中毒のリスクを減らそう!という取り組みを行います。

命を守ることが会社を守ること

クロックワークにも、HACCPについて日々色々な問い合わせがあります。
完全施工されて1年経ちますので、猶予はありませんが、いきなり今日から本格的に始めよう となるとハードルが高く、途中で息切れを起こすことにもなり兼ねません。
大切なのは毎日続けること。
これからは【HACCP】へのハードル、考え方を少し下げて、今より少しでも身近に感じていただく事が重要だと感じます。お一人で抱え込まず、スタッフさんと一緒になり、継続的に取り組む事が大切と思ってます。

 今回は【HACCP(ハサップ)】の意味や目的をご説明しましたが、次回(来週)は少し詳しい問い合わせ事例の紹介や、【HACCP】を取り入れた事によるメリット・デメリットを説明させていただきます。
また来週をお楽しみに!
(来週の記事まで待ちきれない方はメールやお電話でのお問い合わせもお待ちしております☻)