気をつけてたのに…混入してしまった
本日は、お客様からの検査依頼の一つ、『異物検査』についてお話したいと思います。
私たちクロックワークでは、衛生管理のサポートとして、厨房や工場内の環境検査や、その商品の賞味期限検査・ロット検査、そして従業員さんの腸内細菌検査(検便)などを行っております。
そして、その他に『異物検査』という分析検査があります。
「お客様が購入したものに、何か硬いものが入っていたとのことで、検査できますか?」
「野菜の繊維に見えるようだが、それが何か特定してほしい。」
「異物混入のお申し出があった。即原因究明して、再発防止を行いたいのだけど。」
等、様々なご相談を頂きます。
どのご相談も、『気をつけていたのに…』という相談がほとんどです。
しかし、『気をつける度合い』にそれぞれ差があると、その差によって異物混入などの事故が起きていると感じます。
金属探知機を入れていれば大丈夫?
ご相談の中で、度々話の中に出てくるのが『金属探知機』です。
確かに、金属探知機を適切に使用することにより、金属を取り除くことは可能です。
しかしその前に、『金属』が入らないような仕組み作り、ルール、衛生管理計画を立てることが重要です。そしてそれが【HACCPに沿った衛生管理計画】にも繋がります。
どんなに性能の良い金属探知機を購入して設置しても、使い方や本質を捉えていなければ、金属以外の異物が混入する可能性もあります。最悪の場合、ルールに沿った使い方を行わず、金属が混入する可能性もあります。
また、髪の毛などの混入も、消費者にとっては大きい問題です。
食中毒や、口の中を切ったりする事故には繋がりにくいのですが、せっかく購入した商品に髪の毛が入っていること自体が、消費者にとっては【違和感】となり、【気持ち悪い】という思いから、異物混入としてお申し出、分析検査となることも多々あります。
この髪の毛混入についても、例えば厨房内や工場に入室する際には粘着ローラー(コロコロ掛け)をすることにより、白衣やユニフォームについた毛髪類を取り除くことができます。
『入ってしまっても仕方ない』のではなく、どうやったら防げるか?どうやって防いでいるか?を考えてルール化することが重要なのです。
安全な食品作りのサポーターとして
私たちクロックワークは、【食の安全・安心を提供する】ことにより、すべての問題を解決する検査会社です。
美味しくて素晴らしい食品作りを行っている事業者さまたちの問題を解決するため、日々業務に取り組んでいます。
『どうやったら賞味期限を長くもたせることができる??』
『工場内の清掃の負担を減らしたいのだけど。』
『新しく加工場を建設するので、図面を見て欲しい!』
全部お任せください!なんでも相談してください!
現場に寄り添った目線で、問題解決に取り組みます。
一つ一つの取り組みが、食品事業者の光になるように、これからも食品に携わるすべての人々のサポーターとして走り続けます!