沖縄で大事にされている行事の一つ、シーミー

本日お話しするのは、沖縄の大事な大事な行事の一つ、シーミー(清明祭)についてです。
四月のうりずんの季節になると、沖縄ではシーミー(清明祭)が各地で行われています。
シーミー(清明祭)とは、元々は中国由来の儀式で、子や孫がお墓の前等に集まり、先祖の供養をし、各々の家族に健康をお祈りする行事のことです。
この時期沖縄県内各地のお墓では、ブルーシートなどを広げて、みんなで重箱やお弁当を広げて、親戚や家族などでワイワイとお墓参りを行う様子が見られます。

お墓の前でピクニック??

沖縄のシーミーでよく食べられるのは、重箱に入れられた三枚肉、カマボコ、魚や豆腐の天ぷら、昆布、お餅などなど…。それらは『ウサンミ』と呼ばれ、お酒や果物と一緒にお墓に供えられます。
最近では、故人の志向に合わせて、好物だったもの(フライドチキンやピザなどが供えられることも☻)を持っていくことも少なくありません。
お墓の前で、親戚一同集まって、みんなでゆんたく(おしゃべり)しながら、近況を話したりしていう光景を見ると、先祖の皆さんもきっと喜んでいるのでは、と思います。

ウサンミにも食中毒防止の工夫

先に挙げたウサンミ(三枚肉、カマボコ、天ぷら等)には、昔ながらの食の知恵、食中毒を防ぐための工夫が施されています。
例えば三枚肉や昆布は砂糖・醤油・お酒などでしっかり味付けをすることで、水分活性値を下げ、菌が増殖しにくくなるような工夫が施されていたり、天ぷらも厚めの衣でふっくらしっかり火を通して水分をとばしたものが重箱に詰められています。
とはいえ、この時期のお墓参りは気温も湿度も高いので、食中毒には注意して楽しくシーミーしてください☻
私たちクロックワークでは、シーミーの時期になるとスーパーさん等から、商品の検査や衛生管理の強化として厨房内の衛生管理のアドバイスなどのご相談が多くなってきます。
ご先祖様との楽しい時間を過ごせるよう、食中毒防止のサポーターとして皆様のご相談をお待ちしています!