カラキ、という植物をご存知ですか?
本日は、沖縄県優良県産品推奨事業において、U-22特別賞を受賞された沖縄県立北部農林高校の生徒の皆様の躍進をご紹介したいと思います。
沖縄県立北部農林高校の生徒さんの製造した、【カラキケーキ】が、令和4年度の沖縄県優良県産品推奨事業において、U-22特別賞を受賞しました。
【カラキ】というものを皆さんはご存知ですか?
カラキは、沖縄県の北部地域に自生する、光沢のある葉っぱを付けるシナモンの種類の一種にあたる植物です。このカラキを用いて、様々な挑戦を【カラキプロジェクト】として情熱を持って取り組まれている生徒さんたちが、沖縄県立北部農林高校の皆さんなのです。
【カラキ】をもっと広めたい、カラキの素晴らしさを多くの人に伝えたい、と、日々試作や情報発信を行っています。
令和4年度優良県産品推奨事業 U-22特別賞を受賞
そして、昨年度に申請のあった北部農林高校のカラキケーキが見事にU-22特別賞に輝きました。
そのカラキケーキは北部大宜味村のカラキをどうにか食材として活用し、カラキの良さを伝えること・地域の活性化を目的にカラキケーキプロジェクトを立ち上げ、この【カラキケーキ】をメンバー全員で完成させたのです。
※U-22特別賞について
U-22特別賞は昨年度(令和4年度)に新設された賞となっており、沖縄県の若い世代の活躍を応援する、県内の素晴らしい優良県産品を若い世代にも知って欲しいという目的で新設され、県内の22歳以下のメンバーで企画立案を行った製品にスポットを当てた賞です。
カラキプロジェクトメンバーの声
プロジェクトリーダーの石倉歌笑さん(3年生)は、
『大宜味村の良さ、カラキの良さを取り入れた商品を開発し、そのブランド力をどんどんPRしていくのがプロジェクトの狙いです!』
と高校生とは思えない程の熱意を持って取り組まれてます。また石倉さんが中心となりTwitterでも日々発信を行ってます!
メンバーの幸地咲輝さん(2年生)は、
『限られた人数と時間で、カラキケーキを一から手作りに拘り作り上げていくのが大変だった。通常の授業が終わった後に 多い日には2度も焼きあげる事がありました。』
と、商品化までの苦労をお話してくれました。幸地さんは優良県産品での審査会でも堂々とプレゼンテーションの発表もされておりました!
そして名嘉美羽さん(2年生)は、
『この素晴らしいカラキケーキを今後は県外にも、海外にも認められる商品になってほしい!』
と、大きな夢をイキイキと語ってくれたのが印象的でした。
さらに、北部農林高校は今年6月に行われる沖縄県内の農業高校の取組みを発表する大会に【カラキケーキプロジェクト】の活動を発表する予定です。目標は、沖縄県代表となり九州大会への出場、そしてその上の全国大会に出場も目指しております!
地元のローソンにてカラキケーキの販売会も
今回はローソン沖縄様の協力もあり、地元のローソン名護市営球場前店でカラキケーキ販売会を開催致しました。
販売会では、ご来店されたお客様が皆一様にカラキケーキを買い求め、販売を務めていた生徒さんに笑顔で「頑張ってね」と声かけされていたのを見て、取材をしている私たちクロックワークまで嬉しい気分を分けて頂きました。
【カラキケーキプロジェクト】を立ち上げの頃よりずっとサポートされている川満大輔先生は、
『生徒が率先して学び、行動し、成長していく姿が一番嬉しい!』
と笑顔でお話されてました。
このプロジェクトに参加し卒業されたメンバーは大学に進学し、【カラキケーキプロジェクト】の考えを活かした研究を進めたり、パティシエを目指す卒業生が出たりと、新たな目標を見出し活躍の場を広げていってます!
本年度も優良県産品事務局として、クロックワークは情熱をもった若い世代の活躍を応援し続けます。